質問責めにすることはコーチングではありません
「人をやる気にさせるコミュニケーション」のプロ、Ask About代表でプロコーチの飛鷹正範です。
今日はコーチングの話題です。
コーチングはビジネスの世界でもよく知られるようになりました。
あなたも、会社の管理職研修などでコーチング研修を受けたことがあるのではないでしょうか。
そして、あなたはどう感じたでしょうか。
コーチングを学び始めた人が陥りやすい誤解が、「質問責めにしてしまう」ということです。
何か問題や課題が発生したときに、こんな「質」の質問ばかりしていませんか?
「なぜうまく行かなかったのですか?」
「そうなってしまったのは何が原因だと思いますか?」
「どうして、そのように考えたのですか?」
「その時、あなたはどのように感じたのですか?」
このような質問は、「過去」に焦点が当たっていますね。
これでは、これまで起こってしまった事実を思い出すだけです。
過去に焦点が当たった質問では、考えているのではなく、思い出しているだけです。
もちろん、こうした質問は必要なのですが、これだけではダメです。
上司であるあなたは、部下に対して、未来に関する質問をするようにしましょう。
「次に同じようなことがあったときにどうすればいいと思いますか」
「どうすればそれを回避できますか」
「何があれば、その問題を解決できると思いますか」
「その問題が起こらないようにするにはどうしたらいいですか」
こういう未来に関する質問では、部下は思い出すのではなく、自分自身で質問に対する答えを考えます。
理想の状態を自分自身で想像することで、結果的に、問題・課題の原因がはっきりとしてくるのです。
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